恥じは書き捨て

平成生まれゆとり世代の雑記です。書く仕事をしています。隠し事はそんなにありません。

新卒はとりあえず大企業に入っとけ、その後はどうにでもなる

大学生の就職活動が解禁したらしい。

私が勤めている小さな会社にも、地元の国立大の学生たちから応募が来ている。

自分の会社に興味を持ってもらえるのは大変喜ばしいことだ。

履歴書もしっかり書いてくれている子が多いので嬉しい。

一緒に働ける日が来たら素晴らしいとは思うものの、入社をすすめたくはない。

理由はいくつかある。

 

1.研修体制がない

学生が社会人になるのと、高校生が大学生になるのとはわけが違う。

毎日が新しい出来事の連続だ、覚えることもたくさんある、日々が過ぎていくのが早い。

それだけでも結構な負担だろう。

で、私の会社の場合、組織も制度も固まっていない環境なので、単に社会人のマナーや仕事内容を覚えるだけでは済まない。

というか研修的なものは何も無いので初日から即戦力扱いになると思う。

社員は親切な人ばかりなので野放しにこそされないが、かといって丁寧に教える余裕もない。

大企業なら最初の一ヶ月くらい同期みんなで集合研修を受けて、

ビジネスマナーや会社概要を学んだ上で現場に配属されるパターンが多いだろう。

集合研修とまではいかなくても、職場で研修カリキュラムが組まれていたり、メンター社員がついたりする会社も多いだろう。

まじでそういうのは一切ない。

初日から請求書とか見積書とか作らされるので覚悟しておいてほしい。

 

2.新卒カードが勿体無い

大企業やホワイト企業に入社できる一生に一度のボーナスステージ

それが新卒時の就職活動だ。

私がいる会社は、それなりの能力とやる気があれば中高年でも割とウェルカムだ、入ろうと思えば今後もいくらでもチャンスはある。

でも、有名どころに行けるチャンスは今しかない。

もちろん、大手、優良、ホワイト企業に入社する事が就職活動の全てではないし、会社の規模にこだわりを持たない人も多くいるだろう。

でも、そんな人にも一応大手企業は受けておいてほしい、運良く内定が出たらとりあえず入社してみてほしい。

なぜかというと

 

3.待遇がクソ過ぎる

体制の整っていないスタートアップ、ベンチャー企業や、家族経営の小規模な企業は、総じて福利厚生面がショボい。

給与もかなり安く、賞与も出る出る詐欺だったりする。

ゴールデンウィークあたりで久々に大学の同級生たちと集まって他社の話を聞いたら、卑屈にならずにはいられないだろう。

 

カフェテリア制度?

家賃半額補助?

5日間連続休暇?!?!

 

「世の中には天国みたいな会社がたくさんあるのに、どうして自分はこんなショボい扱いを受けてるんだろう」

 

このような不満を覚えて短期間で辞める可能性は非常に高い。

 

自分をもっと大事にしてくれる会社がどこかにあるはず…

なんであの時もっと待遇がしっかりした会社を受けなかったんだ…

 

そう思ってもあとの祭り。

よっぽどのことがないと、小さな会社から大きな会社への転職は難しい。

その逆はすごく簡単なのに。

 

ただでさえ売り手市場と言われている昨今。

最初から即戦力扱いの小さな企業に行く必要はない。

大きな企業で三年くらいのんびりと社会人の基礎を学んで、

年功序列と社内政治のしがらみに疲れた頃に、小さな企業の大きな自由を手に入れればいい。

 

実際、大企業にいた頃に比べて私の給与は比較するのも笑えるほど下がった。

福利厚生も社会保険くらいしかない。

 

でも、今の方が断然充実している。

大きな組織のしがらみの馬鹿馬鹿しさを知った上で、服装自由フルフレックスの環境を謳歌しているから、ありがたみが増す。

大企業で培った社会人としての基礎があるからこその自由でもある。

 

というわけで、新卒の人たちはあまり気張らずに

とりあえず大きなところも受けてみてほしい。

小さな会社で最初から戦力になる茨の道は、大きなところに落ちてから考えても全然遅くないので。